わたしはここのところ、『福盛シトギ パン用米粉ミックス』(福盛シトギミックス20A)という、パン用の米粉を常備しています。
最近はいくつかのメーカーから、
パン用米粉が発売されるようになりました。
『福盛シトギ』・・・ってなんだろう、と正直思いながら使っていたので、
今回、こちらのレシピ本を見て、「あ~っ!」と思い、さっそく読んでみることにしました。
「福盛シトギミックス20A」は小麦グルテンが入っていて、初心者の方でも米粉のパンが作りやすいようにできていますが、米粉100%ではないので、小麦アレルギーのある方は使えません。
こちらのレシピ本では、小麦グルテンなしの、『シトギファリーヌ米粉100』と『シトギグルテンミックスAF』が使われているので、小麦アレルギーの方も安心です。
第1章 「福盛式シトギ米粉パンの考え方」では、
製粉方法の違いでのパンのようすやなどの紹介があります。
シトギ、とは、「水に浸してやわらかくした米を臼でひいて粉にして水でこねて丸めたもの」を差すそうです。特別な行事のための食事として用意されてきた『シトギ』。に敬意を払い、福盛の米粉に付けたそうです。なるほど、謎がとけました。
第2章 「福盛式シトギ米粉パンの手法」
ミキシング方法、手ごねの方法、ホームベーカリーで作る方法、
基本の手法として、食パンの角食、山食、バタール、クロワッサン、バターロール、餡パンなどのレシピが丁寧に解説されています。
第3章 「福盛式シトギ米粉パンのレシピ」では、
玄米食パン、レーズン食パン、ダッチブール、カンパーニュ、ベーコンエピ、チーズブール、りんごデニッシュ、ツナデニッシュ、パンオショコラ、餡デニッシュ、カレーパン、帽子パン、黒豆パン、クリームパン、のレシピが紹介されています。
特に印象的だったのは、丸くて、表面がひび割れているダッチブールというパン!
どうやってこうマスクメロンみたいなヒビが入るのかな~と見ていましたが、ダッチクリームのレシピが掲載されていたのはうれしかったです。
円盤のような帽子パンも!見てはいてもレシピが掲載されている本に出会っていなかったので、そんなにレシピはないなかで、変わったレシピがあったので得した感じです。
第4章 「地域に生かす米粉パン」
終章 「未来をひらく米粉パン」
の2つの章は、経営者の方向きの内容かな?と思いました。
全体的に、これから米粉パンを作りたい、お店に置きたいという職人さん向けの部分もあるかもしれません。でもわたしは満足しました、米粉100%のパンが作りたい方にもおすすめします。