単行本サイズ。表紙の装丁。あれ?小説かな?と思ってしまうレシピ本。パンのレシピ本には見えません。
でも、自家製天然酵母を作るわたしにとっては、とっても気になっていた本でした。
写真は少なく白黒も多いのですが見にくい事はありません。
著者が酵母でパンを作る前のこと、酵母のこと、自然発酵して作るパンのことがひとつの物語を読むようにすすんでいきます。著者は発酵食づくりもされるそうです。
第1章 『小麦粉と水だけで酵母パン種をつくる』
こちら章では、酵母パン種の作り方、酵母パンつくりの手順を学びます。
元種起こしから中種へ、そこからパンを作ります。
そして、小麦粉や塩、材料のお話があります。
第2章 『ヨーロッパスタイルの酵母パンをつくる』
シンプルな大型食事パンをつくる・・・バゲットとエピetc.
ライ麦パンをつくる・・・・・・ロッゲンミッシュブロート、ミッシュブロートetc.
型で食パンを焼く・・・ブルマンブレッド(パンドミ)etc.
小型のテーブルロールをつくる・・・イングリッシュマフィンetc.
ヴィノワーズリーをつくる・・・クロワッサン、シュトレーンetc.
第3章 『素朴でシンプルな平パンをつくる』
平パンってなに?オーブンでも魚焼きで挑戦できる。平らな、ひらべったいパンが基本のかたちです。
クラフト(パンの耳)の部分が大きいパンです。
元祖パン!というかたち、みんなで分け合うのに最適だ、そんなパンなのだそうです。
ピタ、ラバッシュ、ボシュカル、フォカッチャ、ピザ、ドングリパンなど9レシピ掲載されています。
第4章 『オリエンタルなパンをつくる』
チャパティーとプーリー、ナーン、ベーグル、ヤンローパオズなど6レシピです。
果物や野菜などを発酵させて、自家製酵母、それだけだと思っていました。
水と小麦だけで自然界にある酵母で発酵させて元種を作る、
そういう方法を思ったこともありませんでしたので、びっくりしながらとても勉強になりました。
ドングリを使った『ドングリパン』、縄文人感覚たっぷりでほんとうに面白いです。
手間はかかりそうですが、ぜひ挑戦してみたい酵母つくりの本でした。
自家製酵母レシピ本【水と小麦だけのパン種でつくる酵母パン 自然発酵種の素朴でおいしいパン・レシピ】
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