大病を経験した著者が乳製品を使わないスイーツ作りを研究し、たどり着いた「おからパーフェクトマフィン」。
洋菓子作りには乳製品を使うことが多く、また見栄えを良くする飾りやトッピングにも生クリームなどが使われとてもゴージャスなケーキが出来上がります。
その乳製品を自ら断ったとしてもなにか心が満たされない。甘いものが食べたい欲求がもっと大きくなる、そんな経験をたとえばダイエット中に感じた方も多いのでは?
こちらのスイーツレシピ本では、おなかに優しくそして毎日食べても飽きない元気になるマフィンの作り方を学べるので乳製品アレルギーの方やダイエット中の方、健康志向の方にもぴったりです。
また、型は直径約7cmの6個サイズが使用されています。
マフィン型として揃えるのには一番最適な大きさではないでしょうか。
まだマフィン型を所有されていない方は、このくらいのサイズをまず揃えておくといいかと思います。
それと大事な準備がもうひとつ。
「生おから」を使用することです。
生おからはスーパーなどにも販売されているところがあります。
まずはじめにおからパーフェクトマフィンの基本生地を作るところから学びます。
いちごマフィンとオレンジマフィンの、見た目のかわいいフルーツケーキ風です。
フレッシュなフルーツをそのままに入れられるのがとてもいいなと思いました。
こちらでは工程写真が多いのでお菓子を初めて作る方にもわかりやすいと思います。
そじて、おからパーフェクトマフィンを美味しくするコツが「生地の扱い」です。
下処理として空気をふくませると良いそうで、そのやり方も丁寧に写真付きでとてもわかりやすく説明があります。
基本の生地のレシピを学んだあとは、生地に混ぜる、生地に乗せるアレンジの章と、生地の中にクリームなどと入れるアレンジ、食事系のマフィンのレシピと続きます。
なかに入れるクリームは牛乳を使用せず、豆乳を使います。
そのほか、かぼちゃ、りんご、栗などを使ったクリームのレシピもありますし、中に入れるクリームやフロスティングにはチーズなど乳製品を使う場合もありますし、厳しい制限はなく気軽にできます。
なにからなにまで、絶対にこれは使わない!ということがないので、おからを利用したスイーツを作りたい、食物繊維たっぷりのおやつを食べたい、バターを使わないケーキが食べたい、などさまざまな角度から楽しめます。
最後の章は、マフィンの生地をマフィン型ではなくパウンドケーキ型や天板、ショートケーキ作りの丸型などを使います。こちらを参考にするとマフィン型を用意しなくても手持ちの型でアレンジが出来ると思います。
ほかの章のレシピと生地の量は一緒なので、焼き時間を型に合わせて変更するだけでさまざまなアレンジが楽しめます。
マフィン型を持っていない方にもおすすめのレシピ本です!
おからマフィンレシピ本~もくじ紹介~
●はじめに
●材料について
●おからパーフェクトマフィンの基本生地を作る
(保存方法・温め直しの方法)
【おからパーフェクトマフィン】
●Muffins Mix&On
いちごジャムのおからパーフェクトマフィン、バナナおからパーフェクトマフィン、ジンジャーアップルおからパーフェクトマフィン、ダブルチョコレートおからパーフェクトマフィン、抹茶大納言おからパーフェクトマフィン、おからパーフェクトマフィン、ラズベリー&ホワイトチョコレートおからパーフェクトマフィン、コーヒーアーモンドおからパーフェクトマフィン、フルーツブラノーラ&ミルクジャムおからパーフェクトマフィン、レモンおからパーフェクトマフィン、ブルーベリークランブルおからパーフェクトマフィン、キャロットケーキ風おからパーフェクトマフィン、黒ごまハニーおからパーフェクトマフィン、大学いものおからパーフェクトマフィン
●Muffins In
豆乳チョコレートクリームおからパーフェクトマフィン、豆乳カスタードクリームおからパーフェクトマフィン、かぼちゃ&りんごのクリームおからパーフェクトマフィン、カマンベールチーズおからパーフェクトマフィン、マロンクリームおからパーフェクトマフィン、あんずあんのおからパーフェクトマフィン
●Muffins Salt
ラタトゥイユおからパーフェクトマフィン、チーズ&いちじくのおからパーフェクトマフィン、アボカド&サーモンのおからパーフェクトマフィン、きんぴらイタリアンおからパーフェクトマフィン
【おからパーフェクトマフィン生地のケーキ】
フルーツケーキ、りんごのケーキ、レモンの薄焼きケーキ、ショートケーキ、じゃがいもブレッド
●道具と型について
●おわりに
さらにひとこと感想
「おから」というと素朴なおやつが出来上がるイメージを持っている方も多いのでは?こちらのレシピ本では、とってもゴージャスでおしゃれなマフィンケーキが並んでいます。バターを使わない分、ヘルシーに仕上がるので毎日食べられる!とうれしくなるレシピでした!